表在リンパ節超音波検査とは

あくまで私自身の場合、どういう検査かの説明、検査の感想です。

参考程度に読んで頂けたら幸いです。

 

乳がんの治療を始めるにあたり、乳腺領域の表在リンパ節超音波を乳腺専門の技師さんに検査して頂きました。

表在リンパ節超音波とは

体表面のリンパ節の腫大の有無、性状の観察をおこないます。

耳では聞き取れない高い周波数の音を体の表面から当て、反射した音から画像を作ります。その画像で病変の有無、また血液の流れなども観察することができます。

検査で使用する超音波は人体に無害で、痛みもありません

検査時間 20分程度

 

検査前の注意点

・検査部位が出しやすい服装

・飲食制限なし

・常用の薬は通常通り服用可能

順序

①ベッドに寝る

②超音波を通しやすくするためゼリーを塗り検査

③結果は後日医師より説明

 

脇のリンパの部分のエコーという感じでした。

乳腺超音波も要領は同じでした。)

このリンパ節検査結果でまた眠れない日々が続くことに‥。

リンパ転移の有無が分かるので、不安のある方はこの検査で安心できますよね。

つらい情報を検索するときはなるべく明るい時間に。心がけてます。

 

 

 

通院2回目 検査 PET-CT リンパ節超音波

初診から3日後

PET-CTと乳腺領域リンパ節超音波の予約が取れたので検査をしました。

検査だけの場合、再診機受付→PHS→検査(ほぼ無言)→自動精算機

なので、誰とも関わらず、喋らず帰宅することになります。

 

乳腺領域リンパ節超音波は、健康診断でいうエコーと変わらない感覚でした。

 

PET-CTは検査の6時間前から絶食でした。(水、お茶はok)

朝10時の予約だったので朝食は抜きました。

また、糖分を含む飲み物、飴、ガムも禁止でした。

当日のストレッチ、運動、体を動かす仕事も控えるようにとのことでした。

簡単な流れ

着替え→静脈注射→水分とりながら安静待機60分間(歩行、読書、スマホ禁止)→排尿(できるだけ)→検査開始(30分ベッドで安静)→終了

すごくデリケートな検査でした。

微小なガンを早期に発見する画期的な検査です。

(今回は乳がん治療前の全身に転移してないかの必要検査だったので3割負担でPET-CTだけだと28000円なのですが、がん検診で受けると148800円します。

金額がマヒし始めてますが、それだけ最先端で画期的な検査ってことですよね。)

再診2回目

2つの検査のみ、3割負担で

合計金額 29070円でした。

 

 

 

 

初診 検査三昧

乳ガンの治療を始めるにあたり、最初に行なった検査。

すごく混雑していて、当日この5つの検査で11時〜16時までかかりました。

大きな病院にかかるときは、動画、音楽、本などの用意をお勧めします。

  • 採血・採尿検査(血液型検査込)
  • 胸部レントゲン
  • 心電図
  • 負荷心電図
  • 乳腺の超音波

   ↓ーー予約いっぱいの為後日ーー↓

  • 乳腺領域の表在リンパ節超音波(3日後)
  • PET-CT(3日後)
  • 造影MRI(3週間後)

初診

合計金額は3割負担で9770円でした。

 

初診 癌専門病院

私の場合の話です。病院、医師により様々なので、参考程度に読んで頂けたら幸いです。

来院日時9時半

予約時間10時(乳腺外科)

初診受付で問診票や紹介状、CD-R等を渡し、乳腺外科の待合室で待機しました。

受付時にPHSを渡され、診察、検査の呼び出し等全てPHSが鳴るシステムです。

(次の検査室のそばを離れ、コンビニ、カフェ、レストランに行くことができるので呼ばれてるんじゃないかとドキドキしなくても済むので有難いシステムです。)

 

主治医はサバサバした女医さんでした。

2週間前に紹介元で針生検した詳細の結果が出たので、その説明がありました。

浸潤性乳管がん

Her2陽性

エストロゲン陽性

プロゲステロン陽性

腫瘍径 2.8cm 

 

ここの病院は原則として2cmを超えていたら、手術不可という判断で、先に化学療法で腫瘍を小さくしてから手術でした。

①術前化学療法(半年)

②手術

放射線治療(部分摘出の場合必須、全摘出の場合なし)

④術後化学療法(分子標的薬 9ヶ月)

⑤ホルモン療法(5年〜10年)

の流れで進めて行く予定です。

 

腫瘍周りの触診と、マジックで位置の確認、写真を取りました。

もう一つ、抗がん剤をすると自然妊娠できる確率はかなり低くなります。

もし、将来妊娠を希望しているなら、妊孕性温存の検討をお勧めします。と言われ、

専門のクリニックの紹介をして頂きました。

 

今日は一通り検査を受けて頂きます、よろしいですか。

ということでこの日は夕方の4時まで検査三昧でした。

予約が取れない検査もあったのでそれは後日受けることになりました。

最長の待ち日数は造影MRIが3週間後でした。(この3週間は頭がおかしくなるんじゃないかと思うぐらい長く感じました)

ガンの知識どころか、病気なく生きてきたため医療の知識がなく

分からないことが分からない。

質問も思いつかず、『はい』というのが精一杯でした。

 

初診、不安でいっぱいだったため、病院到着→(トイレで号泣)→受付→(トイレで号泣)→診察→(トイレで号泣)→検査→(トイレで号泣)毎回繰り返し→終了でした。

見えない敵って本当に怖い。まずはガンを知ることから始めよう。と決意した日でした。

乳がん告知からの数日間。

告知日から考えたこと。

告知日が金曜の夕方でした。

それはつまり、電話かけたいところが休日。

そして外に出れば人混み。

告知日の帰り道、いつもの景色が違いすぎて、外に出るのが怖くなっていました。

いつ涙が溢れるか分からなくて、みんなが幸せそうに見えて。

土日はひたすら泣いていました。

皿洗いも洗濯も湯船に入る時も、ひと動作するたびに涙が溢れ出るんです。

そんな頭混乱パニック状態でも思ったこと。

生きたい!!

それが全てでした。何から手をつければいいか分かんないので、とりあえず箇条書きで書き出しました。

私の場合、海外から一時帰国中だったので、家がありませんでした。

ホテル滞在を続けるのは、金銭的に限界があるので、都内に住んでる兄弟の家に居候させてもらうことにしました。

狭い一人暮らしマンションに2ヶ月程いさせてもらったのですが、結論、よかった。

弟は始発終電で帰るようなサラリーマン。夜は家にいるので、『お姉ちゃん』をすることができるんです。弟の前で泣けないし、仕事の愚痴聞いたり、世間話したり、朝晩ご飯作ったり。がんのことを考えない時間ができたのは、助かりました。

本当に感謝しています。

 

頭のモヤモヤ

家どうしよう。

①1年後を見越して都内で一人暮らし。(その場合は仕事しなきゃ。)

②地方の実家で治療。(1年後に都内に転院)

主人の駐在期間満了まであと1年あります→主人が単身赴任状態になる。

③主人と一緒に住む。(主人が会社と調整して即本帰国。)

結論→会社に即帰国したいと相談してくれて、1ヶ月後の本帰国で目処をつけてくれました。

正直その結果は予想してなかった。任期とか出世とか後任とか。そしてすごいスピード感‼︎私には言わないけど、結構もめたっぽい。ありがとう、本当に感謝してます。

今、一緒に住んで治療に臨むことですごく精神支えられています。むしろバラバラなんて今考えられない。

 

次、病院どうしよう。

 

調べようにも、がんって検索しただけで涙で画面が見えなくて、頑張って読んでも現実受け入れられず、読んでも理解できない語句も多々。。

どこがいいとか、何をもっていいと呼ぶ病院なのか、病院リストをもらったものの何を調べればいいのか分かりませんでした。

病院のHPを見たところで、で?って感じで。

 

なので癌支援センターに電話して相談して、どう考えればいいか聞きたかった。

聞きたかったけど土日で休みだった。

 

あと経済面大丈夫かな。

医療保険の詳細を保険会社に聞かなきゃ。

 

そして週明け一番に保険会社に電話しました。

他人にがんのことを話すのが初めてだったので、泣いてしまわないか緊張しましたが、

電話に出た方がまぁまぁ高圧的な無愛想な方だったので私も淡々と聞きたいことを聞くことができました。(不幸中の幸い?)

 

癌支援センターに相談しようと思っていましたが、土日で自分の中で色々考え、

癌専門の病院にすることにしました。

『標準治療はどこの病院で受けても一緒です。』と告知されたドクターに言われてたので、

深く考えず、癌専門のリストの中で、症例数、アクセスのしやすさだけで選びました。

妊孕性温存も考えていたので総合病院も考えましたが、

妊婦さんを見た時どう思うだろう。骨折してる方、走り回ってる子供、笑って話す人を見たらどう思うだろう。

笑っていても病院にいるんだから何かしらの患者さん、でも重みが違う。

がん患者がえらいわけじゃないのは分かってる。でも悔しい、妬んでしまう。

(語弊があったらごめんなさい。でもこれがその時の素直な気持ちでした。)

 

今実際、癌専門の病院に通院中ですが、100%癌患者さんなので、感情が波打つことはないです。嫌な検査も治療もみんな頑張ってるんだな。。って、勝手に仲間意識してます。感情、気持ちが最優先、これは癌になってからすごく意識しています。

(特に総合病院の婦人科の場合、入院病棟が隣の部屋は妊婦さん、新生児の声と言うことがあるようです。)

そして告知していただいたクリニックに連絡し、紹介状を書いてもらい、予約をとって頂きました。

あと1週間で悪性のタイプの詳細が分かるということで金曜日に紹介状、CD-R、検体を取りに伺いました。(タイプの詳細は紹介先で説明して頂けました。)

そして、週明けの火曜日に癌専門病院の予約が入りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022/4 乳がん告知

(告知後5ヶ月経って思うこと→組織診の検査をしている時点で、覚悟をある程度決めとく段階にきてるよね。でも無知ってそういうこと、成長した‼︎

記録に残したいなと思いつつも、告知日のことを思い出すだけで悲しくなり、文章に出来ませんでした。そして乱文ごめんなさい。そして前回の記事から1ヶ月、抗がん剤の副作用辛かった、やっとやっと、抜け出せた気がしてます。)

 

ついに検査結果を聞きに行く日。

主人は海外駐在中、親は遠方なので一人で聞きました。誰にも気を使いたくない(気を使うまで頭が回らないとき)は思いっきり甘えるのではなく、一人でこなしたいタイプです。

クリニックと美容室が徒歩2分の距離というのもあって、その日は呑気に美容室の予約をしてバッサリカットし、ヘアセットまでしてもらいルンルンでした。

さらに結婚指輪のサイズが緩くなっていたのでサイズを小さくしてもらい、ピカピカに磨いてもらおうという、なんと幸せな時間。

5分後、予約の15時半クリニック到着。

受付を済ませ、すぐに診察室に呼ばれました。

先生の顔は真剣、座ったらすぐに、

『検査の結果は悪性でした』と告げられました。

一瞬頭が真っ白になったのを覚えています。

(え?え?つまり?がん?涙がツーーーー。)

私 『あ、すみません。』

先生『大丈夫ですよ』

そこから2,3分、説明は頭に入ってこなかったです。

先生は丁寧に淡々と説明してくださいました。

大学病院も癌専門病院も標準治療に大差はないこと。

妊孕性温存を考える場合、大学病院だとそこで全てが完結するけど、癌専門だと、別で通院することになること。

(覚えてることってそれぐらいかな、、。悪性度やタイプなど話してた気がするんですが、理解しきれませんでした。)

 

その後

都内で10箇所ぐらい紹介先をピックアップした紙を頂きました。

もちろんここに記載されてない病院でも大丈夫。決まるまで相談にも乗るし、

どこに行く選択をしても、しっかり紹介状を書いて、こちらで予約を取ります。

と言っていただけました。

 

針生検の結果が出るまで1週間。

良性の場合は、経過観察か治療方針を決める。

悪性の場合は、がんのタイプの詳細を調べるため、追加検査になります。

追加検査依頼は、更に1週間かかりました。

1週間後、紹介状や検体をもらいに行くまでの間、自分なりの病院調べが始まりました。

診察室を出て、まずお手洗いで泣きました。

お会計が終わり、外に出た瞬間に泣きました。

旦那に電話で全てを話し、どうしようどうしよう!何も考えれない‼︎

って泣きながら1時間ぐらい歩いて帰りました。

 

ここから1週間が一番つらかったです。

 

リラックスウィッグつけ心地いいです☆つけ心地悪いと、出かけるのも億劫。出かけても帰りたくてしょうがない。ってことに陥ります。私は、これで外にもガンガン出かけてます。

 

2022/3/30 組織診

朝9時乳腺外科予約

組織診検査とは、がんの診断でよく行われる病理検査のひとつで、病変の一部の組織片をとって顕微鏡で調べる検査です。針生検と同様の意味で使われることが多いです。組織診は細胞異型に加え、構造異常の情報も調べられるので、細胞診に比べて診断率が高く、しばしば確定診断となります。

とても緊張している中、受付、着替え、お手洗いを済ませ、待ち時間もなく診察室に呼ばれました。

消毒をし、局部麻酔を打ち(ワクチン接種ぐらいの痛さ)『この辺感覚ありますか?』と聞かれつつ、『細胞を採取する機械がバチンっと大きな音なのでびっくりすると思うので、試し打ちしますね!』と、びっくりして動かないように何回か音を聞かせてもらえました。

そんなことをしながら淡々と進み、先生はメスを入れ、機械を細胞まで通していました。

私は、怖いものは見ない主義なので(注射針もクラッとくるので見ません)目を瞑っていました。

バチンっを数回繰り返し、組織を採取し、終了。20分ぐらいかな。

その後は、止血のためガーゼをあてて5分強く圧迫、この圧迫も先生がなさってくれました。気まずい?と一瞬思ったけど、先生が世間話をしてくれてあっという間でした。

別室に歩いて移動し、30分間安静ということで私は寝ていました。

その後は、看護師さんに包帯を胸にぐるぐる巻いてもらい全て終了。トータル1時間30分ぐらい。この看護師さんだけがただただ不機嫌で何か悪いことしましたか?と聞いてしまいそうなレベルでした。(生理前なんだろうなーと思うことにしてます。)

(ちなみにブラトップにブラウスを着ていったのですが、包帯が取れるのでブラトップは着れませんでした。)

病理診断結果は1週間後です。

再診、組織診、薬で3割負担で16150円でした。

(今回は組織診のため、予約料はかかりませんでした。自費で包帯防水シートセット500円と特殊誘導針5000円がかかりました。)

この自費5500円はどこの病院でもかかるものなのかしら?

薬はフロモックス3回分(抗生物質なので必ず飲む)と、痛み止めのロキソニン3回分処方されました。

その日の夕方、術部に少し鈍痛があり、これから痛くなるのかなーと不安だったので、痛くなる前にロキソニンを飲みました。痛みはその時だけで、翌日以降は痛み、痒みなどなく痛み止めも飲まず、普通に過ごせました。

防水シールは、翌日の夜お風呂の後に剥がし、すでに傷は塞がっていました。

細胞診の結果までの1週間、気が気じゃない方が多いと思いますが、私は鈍感にまだ良性だろうと信じていたので、駐在先に戻るため美味しい日本食を堪能し、お土産をたくさん買い、マッサージやら、パン屋さんめぐりやら、お花見などを満喫していました。

 

今思えば、結果まで能天気に過ごせたことは良かったのかなと思います。

少しでも趣味などで考えない時間を作りたいですね。

 

今は抗がん剤中、このウィッグ愛用中。使いやすいです☆