乳がん告知からの数日間。

告知日から考えたこと。

告知日が金曜の夕方でした。

それはつまり、電話かけたいところが休日。

そして外に出れば人混み。

告知日の帰り道、いつもの景色が違いすぎて、外に出るのが怖くなっていました。

いつ涙が溢れるか分からなくて、みんなが幸せそうに見えて。

土日はひたすら泣いていました。

皿洗いも洗濯も湯船に入る時も、ひと動作するたびに涙が溢れ出るんです。

そんな頭混乱パニック状態でも思ったこと。

生きたい!!

それが全てでした。何から手をつければいいか分かんないので、とりあえず箇条書きで書き出しました。

私の場合、海外から一時帰国中だったので、家がありませんでした。

ホテル滞在を続けるのは、金銭的に限界があるので、都内に住んでる兄弟の家に居候させてもらうことにしました。

狭い一人暮らしマンションに2ヶ月程いさせてもらったのですが、結論、よかった。

弟は始発終電で帰るようなサラリーマン。夜は家にいるので、『お姉ちゃん』をすることができるんです。弟の前で泣けないし、仕事の愚痴聞いたり、世間話したり、朝晩ご飯作ったり。がんのことを考えない時間ができたのは、助かりました。

本当に感謝しています。

 

頭のモヤモヤ

家どうしよう。

①1年後を見越して都内で一人暮らし。(その場合は仕事しなきゃ。)

②地方の実家で治療。(1年後に都内に転院)

主人の駐在期間満了まであと1年あります→主人が単身赴任状態になる。

③主人と一緒に住む。(主人が会社と調整して即本帰国。)

結論→会社に即帰国したいと相談してくれて、1ヶ月後の本帰国で目処をつけてくれました。

正直その結果は予想してなかった。任期とか出世とか後任とか。そしてすごいスピード感‼︎私には言わないけど、結構もめたっぽい。ありがとう、本当に感謝してます。

今、一緒に住んで治療に臨むことですごく精神支えられています。むしろバラバラなんて今考えられない。

 

次、病院どうしよう。

 

調べようにも、がんって検索しただけで涙で画面が見えなくて、頑張って読んでも現実受け入れられず、読んでも理解できない語句も多々。。

どこがいいとか、何をもっていいと呼ぶ病院なのか、病院リストをもらったものの何を調べればいいのか分かりませんでした。

病院のHPを見たところで、で?って感じで。

 

なので癌支援センターに電話して相談して、どう考えればいいか聞きたかった。

聞きたかったけど土日で休みだった。

 

あと経済面大丈夫かな。

医療保険の詳細を保険会社に聞かなきゃ。

 

そして週明け一番に保険会社に電話しました。

他人にがんのことを話すのが初めてだったので、泣いてしまわないか緊張しましたが、

電話に出た方がまぁまぁ高圧的な無愛想な方だったので私も淡々と聞きたいことを聞くことができました。(不幸中の幸い?)

 

癌支援センターに相談しようと思っていましたが、土日で自分の中で色々考え、

癌専門の病院にすることにしました。

『標準治療はどこの病院で受けても一緒です。』と告知されたドクターに言われてたので、

深く考えず、癌専門のリストの中で、症例数、アクセスのしやすさだけで選びました。

妊孕性温存も考えていたので総合病院も考えましたが、

妊婦さんを見た時どう思うだろう。骨折してる方、走り回ってる子供、笑って話す人を見たらどう思うだろう。

笑っていても病院にいるんだから何かしらの患者さん、でも重みが違う。

がん患者がえらいわけじゃないのは分かってる。でも悔しい、妬んでしまう。

(語弊があったらごめんなさい。でもこれがその時の素直な気持ちでした。)

 

今実際、癌専門の病院に通院中ですが、100%癌患者さんなので、感情が波打つことはないです。嫌な検査も治療もみんな頑張ってるんだな。。って、勝手に仲間意識してます。感情、気持ちが最優先、これは癌になってからすごく意識しています。

(特に総合病院の婦人科の場合、入院病棟が隣の部屋は妊婦さん、新生児の声と言うことがあるようです。)

そして告知していただいたクリニックに連絡し、紹介状を書いてもらい、予約をとって頂きました。

あと1週間で悪性のタイプの詳細が分かるということで金曜日に紹介状、CD-R、検体を取りに伺いました。(タイプの詳細は紹介先で説明して頂けました。)

そして、週明けの火曜日に癌専門病院の予約が入りました。